2019年01月03日

貧富の差のない共同作業を行う集団の痕跡が5000年前の共同墓地から発見

貧富の差のない共同作業を行う集団の痕跡が5000年前の共同墓地から発見
貧富の差のない共同作業を行う集団の痕跡が5000年前の共同墓地から発見



東アフリカのケニアで発見された5000年前の共同墓地から、大規模な共同作業を行う集団から、貧富の差のような社会階層を持たない痕跡が見つかったのだそうで、5000年前とかなり昔の紀元前の時代でも、ある程度の規模の人が集まってコミュニティが形成されているのに、集団をまとめるようなリーダー的な存在の形跡がなかったことが注目されています。

このケニアのトゥルカナ湖の近くのロサガム北柱遺跡で発掘調査を行っている人類学者は、580体以上の遺体が密接に寄せ集められて埋葬され、権力者が特別に埋葬されている様子もなく、みな等しく装身具で飾られていた共同墓地だとしています。

この集団は遊牧民だったようで、貧富の差が現れやすい農耕社会でなかったことも糖別なリーダーのような存在の痕跡が見あたらない理由なのかもしれませんが、そうだとすると集団で何かをやろうとする意志決定はあうんの呼吸で決めていたのか、反対意見の人がいた場合どうなったのか、興味深いところです。



Posted by クック at 09:21